当店はフロントガラスの透明断熱貼付作業を日常的に行っております。
殆どの車両でフロントガラスは最も面積の大きいガラスである為、最も手間がかかり要求される技術レベルが高くなっております。それ故に「運転席助手席」までは受け付けても、「フロントガラス」の作業依頼は受け付けていない店が多数ございます。
また、車両によっても難易度が変わってくる為に、比較的面積が小さい軽自動車は受け付けても、難易度の高い大きめのミニバンは受けられないといった店もございます。
当店は、殆どの車両でフロントガラス施工を受け付けております。中には作業をしたことのない車両もございますが、殆どが作業可能であることを経験的に知っているからでございます。
「プジョーRCZ」のフィルム作業経験がございます。
この車両はリアガラスの話になりますが、過去に数台行っております。
画像を見て頂ければわかると思いますが、この車両のリアガラスは非常に特殊な形状をしており、難易度も非常に高めになっております。
⇒ 「プジョーRCZ」の画像
ガラスの両側が膨らんでおり、真ん中が凹んでいる。このような通常の車両とは明らかに違う形状で当店も大変苦労いたしました。
あるお客様がこの車両にてお問い合わせをいただいた際に、「作業出来ない」と断られた店が非常に多く、その中には車両を購入したディーラーも含まれており、作業を受け付けた店の中で最も地理的に近い店が当店だったとの事でした。
当店でも1枚での作業は困難でございました。参考までに。
部品の取り外しをあまり行いません。
これには一長一短ございますが、当店では出来るだけ部品の取り外しを行わずにフィルム作業を行っております。もちろん全てではございません
部品の取り外しを行うメリットは、そうする事により作業しやすい環境を作り、より丁寧で美しい仕上がりを期待できる。という事になると思いますが、取り外しには時間がかかり、作業後のトラブルも引き起こしやすくなる。というデメリットもございます。
さらに、時間がかかるという事は高い料金にもつながって来ますので、同等の仕上がりを期待できれば取り外しを行わない方がメリットが大きい、と当店では考えます。
判りやすい例として、当店でも作業台数の多いトヨタクラウンのハイマウントストップランプ部分の作業を説明いたします。
この車両は、ハイマウントストップランプがその下のボードと一体となっており、ストップランプのみ取り外すことが出来ません。
この部分を外そうと考えると、リアシートやリアガラス周りの内装を全て外してからボードごと抜き取る、という大変に手間と時間のかかる作業となります。
左の画像はその部分を切り抜いたものですが、もしこの切り抜いた部分までフィルムを貼り付けしようと考えると、多くの店でシートからの取り外し作業が必須となるでしょう。
当店では、その取り外し作業を行わずそのまま施工することにより、時間を短縮し、トラブルを未然に防ぎ、その分お客様に安価でご提供できる努力を行っております。
費用対効果の高い商品をご提供しております。
商品によりますが、当店では3年間の材質保証書をお付けしている物がございます。
この保証書は、主に材料の劣化(色褪せや糊の劣化によるバブリング)やドアガラスの開閉により自然発生的に剥がれる現象に対応した物です。
ここでご注意頂きたい点がございますが 、この保証書は仕上がり(美観)の保証をしている物ではございません。
当店が「仕上がり(美観)の保証」をしない理由は以下の点が挙げられます。
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@ フィルム貼り作業に対するクレームは、大変に些末な内容が多くございます。
フィルム作業で生じるクレーム内容は「小さなゴミの混入」「水抜きの際に生じる薄いこすり傷」「小さな気泡」「フィルム由来の歪み」等が挙げられます。
これらの内容は殆どのお客様が我慢できる程度の物であり、これらを完璧に排除しようとすると設備投資や作業時間が大幅に変わる事となり、料金が大変高額になることが予想されます。
A 「仕上がり(美観)の保証をしない」ことで大変安い価格でご提供できます。
@で挙げた現象はあらゆる車種の作業で起こりますので完全に防ぐ事は出来ません。
先ず埃の混入を完全に防ぐには、車両が入るスペースの防塵設備が必要となります。
この様な防塵設備を整えれば、お客様への作業依頼費用として必ず料金に上乗せされます。
車両に着いた埃を事前に落とす為に、防塵設備に入れる前の洗車が必要となりここに人件費が上乗せされます。
更に貼り付け作業では、貼り付けガラス面に近い場所にある内装を外しての作業が必要となり、ここにも人件費が上乗せされます。
ガラス面やガラス枠に汚れやごみが多いと、掃除の時間も取られますので、ここにもガラス掃除作業の為の人件費が上乗せされます。
ここまで拘って作業を行っても完全に防ぐ事は出来ませんので、作業後に時間をかけた仕上がりチェックを行う事となり、ここに作業人件費と車両お預かり時間が必要となります。
さらにこの仕上がりチェックで些細な事でも問題があった場合にはすぐに貼替作業を行う事となりますので、お預かり時間も未定となり、貼替作業にかかる費用も事前に料金に上乗せされる事となるでしょう。
そしてこの料金は全てのお客様に対して上乗せされるのです。
「些細な事を殆ど気にしないので安く済ませたい」というお客様も全て高い料金を請求される事となります。
「フィルム由来の歪み」については材料の問題となりますが、当店で最も安価で提供している「スタンダードフィルム」ですと、他のフィルムよりも歪みが大きいものもございますが、殆どのお客様にとって気にならない程度の物です。
更にこちらの「スタンダードフィルム」は「原料着色タイプ」となり、殆どの激安フィルムよりも大変耐久性の高いものです。
ウインコスフィルムであっても、ガラスのみの状態と比べると歪みは確実にあり視界性も落ちます。
しかし、これはどの店のどのフィルムでも同じ条件であり、この「ウインコスフィルム」は日本国内で大変高いシェアを持つブランドフィルムです。
この「フィルム由来の歪み」を訴える方がいかに少数派で、この方々に対応する為には、この問題が起きないフィルムを探す労力(人件費)と、高級品になる事が予想されますのでその材料費が上乗せされる事がお分かり頂けると思います。
これら全ての条件を作業に組み込む為には、お客様に請求する料金が2〜3倍となるだろうと思われます。
当店ではこれだけの費用をカットしても多くの方がご満足頂ける費用対効果の高い技術商品としてご提供しております。
B 「仕上がり(美観)の保証をしている店」というのは実際には殆ど存在しません。
世の中には、大変立派な設備と大変拘った作業を宣伝している店が多数ございますが、「仕上がり(美観)の保証書」といった書類を発行する店は殆どございません。
それだけ拘った設備と作業を行いながらも、どの店もやはり完璧な作業のお約束を出来ないのだろうと思われます。
それ位、このフィルム作業で完璧な仕上がりを求めるのは難しい事となっており、当店ではお約束出来ないにも拘らず高い料金を請求するという事はせずに、高い技術によりこれらの問題を最小限にして費用対効果の高い商品として販売しております。
設備と作業に拘った店に行かれて高い料金を払われる方は、完璧な作業のお約束(仕上がり保証書の発行等)を求めては如何でしょうか。
C 「仕上がり(美観)の保証」をしていなくても殆どのお客様が納得する仕上がりでご提供できております。
以上の様に、「仕上がり(美観)の保証」をするという事は、大変高い請求料金へと繋がってしまいますので当店ではお安い価格でご提供する為、あえてこの様に「仕上がり(美観)の保証」をしていない事をお伝えしております。
これが出来るのも、当店が高い技術によって多くの作業を省略する事が出来る為でございます。
それでも、どうしても気になる箇所があり貼り替えを希望する方には、有料での貼り替えを承っております。
この様な販売方法にすることで、殆どのお客様が安く作業を受けられ、仕上がりに不満がある方もより納得する仕上がりに近づき、元の価格設定が安いため合計費用も高くはならず、むやみに貼替を要求して来るお客様も少なくなるだろうと思われます。
これによって、店側は費用対効果の高い商品を販売出来、仕上がりに拘る方は相応の料金を払う事となり、公平な料金設定で販売する事が出来る様になります。
この様に当店は、高い技術でお安く提供する費用対効果の高い店として運営させて頂いております。
当店の技術レベルを示す例としていくつか挙げさせて頂きました。
このような客観的事実、具体的な例、を挙げることにより、当店に出来る事と出来ない事をお客様側で判断できる様に、挙げさせて頂いた次第でございます。
ご参考にして下さい。。